東北運輸局は、仙台市のタクシーについて燃料費の高騰などで収支が悪化しているとして運賃の値上げが必要と判断しました。早ければ5月中旬にも引き上げを行います。

 東北運輸局は、2022年9月から12月にかけて仙台市内の47社のタクシー事業者に対し、運賃改定の必要の有無を調査したところ33社から引き上げの要請がありました。

 仙台市のタクシーの総数2278台のうち、7割以上に当たる1599台が引き上げを希望していることを受け、東北運輸局は代表的な事業者の収支状況を調査し、運賃引き上げが必要だと判断しました。

 早ければ5月中旬にも運賃が引き上げられ、どの程度上がるかは今後の審査で決まる予定です。

 仙台市のタクシー運賃の引き上げは2018年2月以来、約5年ぶりです。

 前回は23年ぶりの引き上げだったので、今回の間隔の短さは異例です。