救急患者の搬送先がすぐに決まらない救急搬送困難事案が、仙台市では29日までの1週間でその前の週より1割以上増え、高止まりの状態が続いています。

 救急搬送困難事案は、救急隊が患者の受け入れについて医療機関へ4回以上問い合わせをし、かつ患者を乗せたまま現場に30分以上滞在したケースを指します。

 仙台市消防局によりますと、29日までの1週間に発生した救急搬送困難事案は前の週より16件多い133件で、高止まりの状態が続いています。

 新型コロナの疑いによる搬送は2件増え18件でした。

 消防局では、救急車を呼ぶか迷った時には♯7119に電話するよう呼びかけています。