まだまだ寒い日が続いていて、水道管の凍結にも注意が必要です。水道管の凍結を防ぐため水道を出したままにする人もいますが、仙台市では水道を出したままにするのは基本的にはやめてほしいと呼び掛けています。
先週から居座る強烈な寒波。仙台市でも、最低気温が氷点下となる日が続き、26日には水道管の凍結に関する相談が水道局に411件も寄せられました。
仙台市民「外の蛇口にタオルを巻きました。凍結すると言われてたので安心できてよかった。まず水が出てよかったです」
水道管の凍結防止策の一つとして、冷え込む夜には蛇口から水をだしたままにする人もいます。しかし、仙台市水道局ではこの方法はできるだけ行わないでほしいと呼びかけます。
仙台市水道局配水管理課相澤正徳課長「水抜き栓が付いているときは、水抜き栓をご使用いただくといいのかなと思っております」 その理由は、多くの人が水を出したままにすると配水量が増え、最悪の場合、断水の危険もあるということです。
市では、1975年以降に建てられた住宅は水抜き栓の設置が義務化されているので、手動で操作するタイプの場合は水抜き栓を見つけしっかり締めてほしいと話します。
仙台市水道局南配水課本田勝博課長「水抜き栓の操作方法を説明させていただきます。はじめに台所等にある屋内の蛇口を開けていただきます。開けます。そのあと水抜き栓を操作していただきます。水抜き栓を閉める。水抜き栓を操作したことにより、水が止まりました。止まったということは、水道管の中にある水が抜けた状態になってございまして。水が無い状態になったので凍結防止になるということでございます」
一方、1975年以前に建てられた住宅で、水抜き栓がない場合などは少量の水を出したままにするのもやむを得ないと言います。
仙台市水道局配水管理課相澤正徳課長「ちょろちょろと糸を引く程度で結構かと思います」
それでも凍結してしまった場合に備え、就寝前にポットでお湯を沸かしておき、凍結した場合は、蛇口をタオルで巻いて、ぬるくしたお湯を掛けてほしいということです。
水抜き栓を正しく締めることが、凍結防止に有効ですが、自動タイプの水抜き栓の場合は、手で触れてしまうとうまく作動しない時もあるので注意が必要ということです。