仙台市の医療提供体制の課題などを話し合ってきた市の有識者会議が、郡和子市長に提言を提出しました。宮城県が進める仙台医療圏の4つの病院の再編構想については、県に対して再編の影響や検証に必要な資料を示すように求めていくべきだとしています。
提言は、救急医療や地域医療・介護連携など5項目で、医療機関の連携強化による円滑な救急受け入れ体制の整備が求められるなどとしています。
2つの病院の市外への移転を含む県の病院再編構想については、新しい病院の機能などが明らかにされておらず「具体的な議論を行うことができない状況」だと指摘し、県に対して再編の影響を明らかにし、市側の検証に必要な資料の提供を働きかけていくべきだとしました。
郡仙台市長「今回改めてデータの重要性ということをいただきましたので、これについては本市としても県に対して十分にご説明を求めたいと思います」