2019年、仙台市青葉区の自宅に放火し父親と兄など5人を死傷させたとして殺人や放火などの罪に問われている26歳の男の裁判で、検察は無期懲役を求刑しました。

 住所不定無職の佐々木伸被告(26)は2019年12月、家族を殺害する目的で青葉区吉成の自宅に放火し76歳の父親と29歳の兄を焼死させ、兄の妻など3人にけがをさせた殺人と放火などの罪に問われています。

 仙台地裁で開かれた公判で、検察は「被告は逃げ道を塞ぐように複数箇所に放火し強固な殺意があった」「5人が死傷するなど結果は重大」として男に無期懲役を求刑しました。

 判決は16日に言い渡されます。