9日に投開票された徳島県知事選挙で、多選の批判を受けた現職が新人に敗れことについて、村井宮城県知事は会見で「ベテラン知事に対し、新人は多選批判をするもの」と述べました。

 9日に投開票された徳島県知事選では、6選を目指した現職の飯泉嘉門氏が多選を批判した前衆院議員の後藤田正純さんに敗れました。

 多選との批判が展開されたことについて、5期目の村井知事は「新人はベテランに対し必ずそうした批判をする」と述べました。

 村井知事「4選や5選の知事にぶつかっていく時には、新人の方は必ずそういう言い方をするものだと受け止めております」

 村井知事は現職は選挙の際、次に何をやりたいかをはっきりと示さなければならないと強調しました。

 村井知事「まだやるべきことがあると思って5期目までやらせていただきましたので、周りから多選と言われようとやるべきことがあるかどうかでいろいろ判断していきたい」 村井知事は、自身が6選を目指すかについては言及しませんでした。