宮城県柴田町の住宅で、男性が腹から血を流して倒れているのが見つかり、死亡が確認されました。警察は殺人事件として捜査を進めています。

 坪谷歩香記者「男性が死亡していた柴田町の住宅の近くです。現場は国道4号近くの住宅街です。現在規制線が張られ警察による捜査が進められています。」

 17日午前7時ごろ、柴田町西船迫の住宅で「玄関先で男性が倒れている」と通りかかった近くに住む人から119番通報がありました。

 警察によりますと倒れていたのはこの住宅に1人で住む会社員、村上隆一さん(54)で、腹部の刃物のようなものでつけられた傷から出血していて、その場で死亡が確認されました。現場に刃物はありませんでした。

 通報者の男性によりますと、村上さんは作業着姿で仰向けに倒れていたということです。

 近所の人たちによりますと、村上さんの住む家は数年間空き家だったということですが、通報者の男性は最近人の出入りが見られるようになったといいます。

 通報者「2週間前に(村上さんと)違う人と会って、その人が親戚関係で、『火事になって泊まらせてもらう』という感じで。その人が泊まると思っていたんですけど。違う人が泊まっていた。1週間前に話しただけですね。そのとき庭の花がきれいだったんで、きれいですねと私の方であいさつしただけ」

 警察は、司法解剖を行い死因の特定を進めています。