宮城県名取市閖上にあるメイプル館で、オープン10周年の記念式典が行われ、多くの家族連れなどでにぎわいました。
名取市閖上のメイプル館は2013年5月、震災で壊滅的な被害を受けたゆりあげ港朝市の敷地に、カナダ政府からの支援で建設された商業施設です。オープンから10周年となった4日、関係者などを招いて記念式典が行われました。
駐日カナダ大使館・マット・フレーザー参事官「名取市とカナダの友情が今後もさらに深まり震災の記憶を風化させないよう、共に取り組んでいくことを願っている」
式典ではカナダ国旗を表現したチューリップの花壇や、花びらで染められたカナダ国旗が披露され、復興支援に対する感謝の気持ちが伝えられました。
ゆりあげ港朝市協同組合・櫻井広行代表「なんとかこのカナダの支援で立ち直れたという風なご恩は一生忘れないで、もっともっと頑張っていきたいなという風に思っています」
また式典の前には、カナダポークやメイプルシロップを使ったパンケーキが無料でふるまわれ、多くの人でにぎわいました。