新型コロナによる行動制限のない今年のゴールデンウィーク。宮城県内有数の観光地・松島は多くの観光客でにぎわっていますが、人手不足という観光業界の課題も見えてきました。

 日本三景の一つ、松島をめぐる遊覧船の乗り場では観光客が長い列をつくり、臨時便も運航されました。

 静岡からの観光客「(日本三景の)三つを制覇しに来ました。気分がちょっと上がっています」

 青森からの観光客「(コロナ禍が落ち着き)ちょっと安心して旅行しています」

 遊覧船を運航している丸文松島汽船によりますと、乗客は去年より大幅に増え、コロナ前の2019年に比べても6割ほどにまで回復したということです。

 丸文松島汽船の矢部善之・松島営業所長「驚くぐらい人が来て頂いてまして、道路も大渋滞になっていて申し訳ないぐらいの気持ちでいます。嬉しい悲鳴かなと思っています」

 一方、桟橋からほど近いみやげ店では、客足の回復に働き手の確保が追いついていないといいます。

 松島観光物産館・井上博文店長「コロナ禍の時に少し人員が減ってしまった部分がありますので、受け入れ態勢が課題。従業員の方に頑張ってもらう形をとりつつ、求人もかけて対応したい」