ゴールデンウイークは各地で新型コロナ前のにぎわいが戻り、東北新幹線の利用状況もコロナ前の約9割にまで回復しました。

 JR東日本によりますと、4月28日から5月7日までの10日間、東北新幹線の那須塩原−郡山間を利用した人は、上下線で計97万人でした。

 地震の影響で臨時ダイヤでの運転となっていた前年と比べると146%と大幅な増加となり、コロナ後で最も多くなりました。コロナ前の2018年と比べても89%にまで回復しました。

 観光地にも人出が戻ってきています。伊達政宗公を祀る仙台市青葉区の瑞鳳殿。ゴールデンウイークはコロナ前とほぼ同じ1万3000人ほどの人出を見込んでいましたが、それを1000人以上上回る約1万4400人が訪れました。

 修復工事が完了した本殿が御開帳されていたことに加え、近くで全国都市緑化フェアが開催されたことも追い風となったとみられるということです。