17日の宮城県は西部を中心に季節外れの暑さとなり、5つの地点で今シーズン初の真夏日となりました。この暑さは18日も続く見込みで、熱中症に注意が必要です。

 高気圧に覆われた17日の宮城県は、南からの温かい空気に昼過ぎからフェーン現象が加わり、西部を中心に季節外れの暑さとなりました。

 丸森町では午後1時30分に31.6℃を観測し、宮城県で最も高い気温となりました。

 丸森町民「暑いね。ここまで暑くなるとは思わなかったね。丸森31℃超えてるって言ってたから」「建設業ですけど、かなり作業員の方もダメージというか疲労度が増すので、熱中症対策のグッズを現場でそろえています」

 上野比呂企アナウンサー「仙台駅前です。

 正午過ぎの時点で仙台の気温は25℃を下回ってはいますが、非常に日差しが強く汗がにじんできます。周りを見ますと木陰で休む人の姿が目立ちます」

 仙台では午後5時10分に29.7℃と真夏日手前となりました。日傘を差す人や飲み物を片手に歩く人の姿が多く見られました。

 「半袖で来てよかったなと思っています。夏バテしないように」「暑いですね。上着を持ってきたんですけどいらないので半袖でちょっとシェイクを飲んでいまし。/昼からビールでも飲みたい気持ちになっちゃいますね」

 午後5時半までの最高気温は丸森で31.6℃、蔵王で31.5℃、古川で30.7℃など19の観測地点のうち5地点で今シーズン初の真夏日となりました。

 一方、気仙沼市の徳仙丈山では海風が吹いたことで最高気温は22.6℃とあまり上がらず、午前中から多くの観光客が晴天の下、見頃を迎えたツツジを楽しみました。

 「海が見渡せてすごいきれいだと思いました」「下から見た景色もきれいですけど、上から見下ろす感じも良いですね」

 仙台管区気象台によりますと、暑さは18日まで続く見込みです。

 暑さに体が慣れていないため、こまめに水分を補給したり日陰で休憩するなど、熱中症への注意が必要です。