宮城県大崎市は、2025年4月の開校を目指す日本語学校の場所を3月に閉校した西古川小学校に決めました。

 人口減少が進む中、大崎市は地域を支えてくれる人材を海外にも求めていて、留学生らを受け入れる日本語学校を2025年4月に開くことを目指しています。

 設置場所について、大崎市の伊藤康志市長は旧西古川小学校に決めたと発表しました。

 旧西古川小学校は児童数の減少により3月に閉校したばかりで、JR陸羽東線の西古川駅から徒歩7分です。

 周辺には商店や公共施設があり、地域と交流できる環境が整っていることも評価したということです。

 伊藤康志大崎市長「学生の立場で最寄りの駅から学校への距離、あるいは周辺環境、利用がスムーズにいけるかどうかという視点で判定させていただいた」

 定員は60人で開校し、生徒が使用する寮は西古川駅から陸羽東線で7分ほどの古川駅近くに設け、列車で通学してもらうことを想定しています。

 大崎市は2億円余りを投じて校舎の改修を進め、2024年春までに国に開設を申請する予定です。