タコの産地として知られる宮城県南三陸町で、沖合のかご漁で取れたミズダコが初水揚げされました。

 南三陸町の志津川漁港には、3日朝に6隻の船が入港し南三陸町の沖合で取れたミズダコ0.7トンを水揚げしました。

 かご漁は水深100メートルから200メートルの海底に餌を入れたかごを沈めて、1日から2日後に引き揚げます。

 しけで漁の開始が1日遅れたため、初日の水揚げは前のシーズンの3分の1となりましたが、タコの質は上々で関係者は今シーズンに手応えを感じていました。

 県漁協志津川支所高橋義明課長「志津川産のタコは肉厚と言われてますし、とても大きなミズダコなので是非食べてもらいたいと思います」

 かご漁は、底引網での漁が休漁となる7月と8月に行われていて、全国的にも有名な志津川のミズダコは、魚市場の夏の主力となっています。

 ミズダコは市場で入札にかけられ1キロ当たり平均1470円と、数量が少なかったことから前のシーズンより400円ほど高く取引されました。