マイナンバーカードをめぐるトラブルが全国で相次ぎ、国民の間に不信感が広がっています。こうした中、仙台市でも5月から6月下旬にかけて、マイナンバーカードへの不信感が理由とみられる返納が36件あったことが分かりました。

 仙台市によりますと、5月1日から6月23日までにマイナンバーカードの返納が718件ありました。このうちの大半は国外転出や破損などが理由でしたが、情報漏洩が心配、トラブルが不安といった不信感が理由とみられる返納も36件ありました。

 仙台市によりますと、マイナンバーカードをめぐるトラブルが全国的に発覚する前は、こうした不信感を理由とした返納はほぼ無かったということです。

 仙台市の担当課では「市民の皆さんのマイナ制度への信頼が揺らいでいるのが理由と考えられる。仙台市で、トラブルは起きていないが細心の注意を払っていきたい」と話しています。