宮城県栗原市の小学校で児童4人が軽トラックにはねられけがをした事件で、小野寺容疑者は事件の直前に「自分の様子がおかしい」と警察に相談していたことがわかりました。

 6日午後3時ごろ、栗原市の若柳小学校で児童4人が軽トラックにはねられけがをし、運転していた近くに住む小野寺章仁容疑者(34)が殺人未遂の疑いで逮捕されました。児童4人は全員、命に別状はありません。

 小野寺容疑者は警察の調べに対し「人にわざと車をぶつけようとした」という趣旨の供述をしているということです。

 市の教育委員会によりますと、小野寺容疑者は業者が搬入などで使う通用口から小学校に侵入し、児童をはねたことが分かりました。

 通用口の門扉は当時、開いたままだったということです。保護者によりますとこの門扉は、普段も開いていることが多かったということです。

 また、警察によりますと小野寺容疑者は事件の直前に「自分の様子がおかしい」と若柳警察署に相談していたということです。