新型コロナだけではなくヘルパンギーナなどの感染者も増加する中、医療機関は混雑しています。
仙台市青葉区のかわむらこどもクリニック」です。
かわむらこどもクリニック川村和久医師「前年は夏風邪が流行していないんですけど、夏に流行するウイルスの感染症が多いということでかなり混雑している状況」
クリニックでは6月以降、RSウイルスやヘルパンギーナなどの夏風邪を訴える患者が増えています。
かわむらこどもクリニック川村和久医師「コロナの間、ヘルパンギーナは流行していなかった。かかりやすい年齢の子たちがかかっていない。そこにウイルスが出てくると免疫を持っていない子がいて、その中で大きく広がる」
コロナ禍で他のウイルスに対する免疫が低下し、子どもにだけではなく高校生や大人の患者も増えているということです。
コロナの患者も再び増加すれば、沖縄県で発生しているように小児科の病床が不足する危険性も高いと指摘しています。
かわむらこどもクリニック川村和久医師「今後、宮城県でもコロナが出てきた場合、それを熱だけで区別できないことからかなり慎重にならざるを得ない。そして入院が必要だということで、仙台市、宮城県でも小児医療のひっ迫が起こることを心配している