厳しい暑さが続く中、宮城県で7月に熱中症の疑いで2人が死亡する労働災害が起きていたことが分かりました。宮城労働局は各業界団体に対し、熱中症の予防対策を徹底するよう緊急要請を行いました。
宮城労働局によりますと、7月下旬に大崎市の事業所で作業していた40代の男性が休憩から戻らず、熱中症で亡くなっているのが見つかりました。
同じ時期には、仙台市で建設業の70代男性も作業中に倒れて死亡していて、熱中症の疑いがあるということです。
宮城労働局のまとめでは、熱中症で死亡する労働災害は2020年以来です。
宮城労働局は、建設業や製造業などの業界団体のほか、県や市町村を対象に熱中症の予防を求める緊急要請を出しました。
緊急時の対応として異変を感じた場合には作業を中断し、速やかに医療機関を受診することや、予防のために労働者の健康状態を毎日確認することなどを求めています。