宮城県南三陸町の歌津と志津川で震災前に行われていた灯籠流しが、13年ぶりに復活することになりました。

 南三陸町の歌津では20日、「南三陸ハマーレ広場」近くの伊里前川の河口で灯籠流しが行われます。

 歌津では旧歌津町時代から灯籠流しが行われていましたが、東日本大震災によって途絶えていました。

 今年4月にかつての商店街の跡地がかさ上げされ、「南三陸ハマーレ広場」として整備されたことや震災からの13回忌を迎えたことから13年ぶりに灯籠流しを復活させることが決まりました。

 実行委員長・三浦弘一さん「ここの(公園の)完成に合わせてどんと祭をやりましょうというお話があったんですが、実際公園の整備が間に合わなかったんですね。それで次はお盆の流灯会ということでやる運びになっている感じです」

 さらに来年以降は、どんと祭や盆踊りなども復活させていきたいということです。

 実行委員長・三浦弘一さん「もともとやっていた地区の行事なので、それを復活させる。少しでも震災前のにぎわいを取り戻せたらとそんなふうに思っています」

 南三陸町では、このほかに志津川でも町の中心を流れる八幡川周辺の整備が完了したことから26日、13年ぶりとなる灯籠流しが予定されています。