宮城県南部と福島県を結ぶ阿武隈急行の在り方について、住民を交えた初めての意見交換会が角田市で開かれました。

 意見交換会には、村井知事や沿線自治体の市長や町長、住民約20人が出席しました。 2019年の台風19号や度重なる地震の被害などで、過去2年間の赤字がそれぞれ約6億円に上ることが説明されました。

 その後、非公開で行われた意見交換では、住民から「通学に影響が出ない方策を」「県境付近にバスを導入しては」などといった意見が出されたということです。

 村井知事「存続するならば誰がどのように負担するのか。一定の限度を超えてどうしても住民の皆さんが負担が重いということであれば、別の方法はないのだろうか色々考えていかなければならない」

 阿武隈急行の今後のあり方については、宮城県と福島県、沿線自治体などでつくる検討会が2024年度末までに一定の方針を示すことにしています。