宮城県多賀城市の東北学院大学多賀城キャンパス跡地の再開発を計画している大手ハウスメーカー、ミサワホームがイメージ動画を公開し、2025年10月の造成着工を目指すことを明らかにしました。

 東北学院大学が春まで工学部を置いていた多賀城キャンパス跡地は、約11.5ヘクタールです。JR仙石線多賀城駅から北へ500メートルほどの市中心部にあります。

 跡地を再開発するミサワホームと多賀城市が、子育てや防災など新たな街づくりに向けた包括的な連携協定を結びました。

 ミサワホームは、この場で現在の建物を取り壊した上で2025来年10月の造成工事開始を目指すと表明し、合わせて整備のイメージ動画を公開しました。

 ミサワホーム佐藤徹常務執行役員「戸建て住宅や分譲マンションの住環境整備に加え、商業施設や医療施設、子育て施設、スポーツ施設等を計画しております」

 公開した動画では、戸建て住宅は160戸で分譲マンションは200戸です。催しを開けるステージも盛り込みました。

 多賀城市は、キャンパス跡地に防災拠点でもある総合体育館や老朽化した市民プールを移転し建て替えたい意向を持っていて、今後協議を進めます。

 深谷晃祐多賀城市市長「多賀城市の本当のへその部分に当たりますので、今ある公共施設の(移転・建て替えの)場所としても最適だなと思っている」