サメの水揚げ日本一を誇る宮城県気仙沼市で、高級食材フカヒレの天日干し作業が行われています。

 こちらの水産加工会社では、12日から気仙沼港に水揚げされたヨシキリザメの尾びれを1枚ずつ網の上に並べ日に干す作業が始まりました。

 大きいフカヒレは、70日から90日ほどかけて熟成させます。1枚1キロほどの尾びれは水分が抜けると4分の1の重さになり、凝縮されたうま味と独特の食感が生まれます。

 中華高橋水産戸羽悦郎さん「寒暖差が結構あってフカヒレにとっては良いことだと思うので、良いものができると思います」

 作業は4月下旬まで続きます。約2万枚のフカヒレが生産され、首都圏のホテルや料理店などに出荷されます。