全国で初の逮捕です。カラオケ店で著作権料を支払わずに楽曲を無断で利用したとして、経営者で宮城県の元大和町議の男が逮捕されました。
著作権法違反などの疑いで逮捕されたのは、カラオケ店の経営者で元大和町議の宍戸一博容疑者(70)と、元従業員の小沼美江容疑者(68)です。
2人は2023年10月、栗原市や大崎市などの3店舗のカラオケ店で、JASRAC=日本音楽著作権協会が管理する楽曲を許可を得ずに再生し、著作権を侵害した疑いが持たれています。
警察の調べに対し、2人は容疑を認めています。
仙台地裁は2023年6月、3店舗にカラオケ機器の使用を禁止する仮処分を執行しましたが、宍戸容疑者は封印をはがし営業を続けていたとみられています。
JASRACによると、宍戸容疑者は2019年から楽曲を無断で利用していたとみられ、2023年11月までの損害額は892万円と推定されています。
JASRACによると、カラオケ店の著作権法違反容疑での逮捕は全国で初めてです。