都議会自民党が開いた政治資金パーティーを巡る問題で、当時の自民党会派の幹事長が委員会に出席し、「前例を踏襲してしまった」などと述べました。

都議会　自民党　鈴木章浩議員 「都民の皆さま、都議会の皆さまに議会への信頼を失墜させるような事態を生じさせてしまったことに対し、改めておわびを申し上げます」

　鈴木議員は政治倫理条例の制定を目指す委員会の冒頭で陳謝したうえで、「不記載が始まった時期は確認できていない。問題をしっかりと認識せず、前例を踏襲してしまった」と述べました。

　その一方で、パーティー券の売り上げを管理していた銀行口座の記録の提出を求められましたが、「個人情報もあるなかで軽々に発言できないが検討する」と述べるにとどまりました。

　鈴木議員は不記載があった2019年の政治資金パーティーの開催時に都議会自民党の幹事長を務めていて、自身の政治資金収支報告書にも不記載がありました。

　この問題で元幹事長として委員会に出席したのは小宮安里議員に続いて2人目です。