宮城県登米市東和町に伝わるユネスコの無形文化遺産「米川の水かぶり」が行われました。4年ぶりに制限のない形での祭りに地区はにぎわいを見せていました。
「米川の水かぶり」は、800年以上前から伝わる火伏せと厄除けの祭りで、2018年に秋田のナマハゲなどと共に全国10の「来訪神行事」としてユネスコ無形文化遺産に登録されました。
2024年は中学生から60歳までの25人が参加して行われ、顔にすすを塗りわら装束を身を着けた男衆が、用意された桶の水を家々にかけ火伏せを祈願しました。
男衆が身に着けたワラは火伏せのお守りになるとされていて、沿道の人たちが次々にワラを抜き取ったり屋根に投げ上げたりする様子が見られました。
男衆として参加した人「今年1年火災が起きなく良い年になるようにと思いを込めて家々に水をかけて回って参加させていただきました」
見物客「日本中色んなことがありましたので今年は無事に平穏な日々を送れたらなと思います。自分の家から火を出すまいと心がけています」
今回は4年ぶりに制限のない開催になり、コロナ前のにぎわいを取り戻した祭りとなりました。