高齢ドライバーの事故を防ぐ安全運転装置を備えたサポートカー限定の運転免許証が、宮城県で初めて交付されました。
サポートカー限定の運転免許証を受け取ったのは、気仙沼市の鈴木福雄さん85歳です。
この免許証は高齢ドライバーの事故を防ごうと2022年5月から導入され、運転できる車を自動ブレーキなど安全運転支援装置の付いたサポートカーのみに限定しています。
鈴木さんは2023年11月、物損事故を起こした際に警察から限定免許について知らされ、今回の取得に至りました。
鈴木福雄さん「自分も年だから安全に運転するためには良いのかなと思って、サポートカー限定免許にしました。病院に行くとかに使ってます」
限定免許は車の買い替えを伴い経済的な負担が大きいことなどから、全国で取得した人は2023年9月末時点で39人にとどまっています。
気仙沼警察署伊東翔太交通課長「運転免許証の自主返納までの中間的な選択肢として期待されておりますので、是非ご活用ご検討していただければと思います」