病院などから出る廃棄物を基準の量を超えて保管していた宮城県加美町の業者に対して、宮城県は期日までに廃棄物を減らすよう命じる行政処分を出しました。

　３月２９日付で行政処分を受けたのは、医療機関から出る注射器やチューブなどの感染性廃棄物の中間処理を請け負っていた、加美町の砂押プラリです。

　県によりますと、砂押プラリは基準の１０倍以上に当たる約４０００立方メートルから５０００立方メートルの廃棄物を保管していました。

　行政処分では、この廃棄物を２０２５年１月末までに基準以内に減らすよう命じています。

　砂押プラリは、２０２３年に許可されていない方法で廃棄物を処理したとして特別管理廃棄物処分業の許可を取り消されています。