宮城県の小中学校で給食の牛乳を飲んだ児童生徒らが体調不良を訴えた問題で、仙台市保健所の調査が終了しましたが、食中毒の原因となる菌などは発見されませんでした。
宮城県の10の市と町で、4月25日に給食の牛乳を飲んだ小中学生などが、腹痛や吐き気など体調不良を訴えました。
仙台市の保健所で、当日に提供された牛乳など22の検体について細菌の有無などを調査しましたが、いずれの検体からも原因となる菌は検出されなかったということです。
郡仙台市長「現時点では食中毒につながる病原菌は見つからなかったとはいえ、これだけ多くのお子さんが体調不良訴えたことを重く受け止めなければならない」
仙台市では、給食の牛乳の提供をどうするかについて検討していくことにしています。 仙台市でこれまで体調不良を訴えた小中学生などは337人でしたが、7日までに574人に増えたということです。