2022年7月の豪雨で堤防が決壊した名蓋川の本格的な災害復旧工事が宮城県大崎市で始まりました。

 12日県や市、地元住民などおよそ60人が出席して着工式が行われました。

 名蓋川は過去7年間に3度堤防が決壊するなどして住宅や水田などに大きな被害が出ました。

 本格的な復旧工事では、およそ4キロにわたって堤防を最大80センチかさ上げするほか、川幅も5メートルほど広げ水害に備えます。

 大崎市矢目地区奥山茂美区長「このくらい大規模な復旧工事に入ることは、地元としても非常に嬉しいですし、安心して暮らせるという風に思っております」

 総事業費はおよそ50億円で2027年3月の工事完了を予定しています。