宮城県で増加する特殊詐欺の被害を防ごうと、警察で職場体験を行っている中学生がコンビニエンスストアに協力を求めました。

 宮城県登米市南方町のコンビニエンスストアを訪れたのは、佐沼警察署で職場体験を行っている中学生3人です。

 警察官の制服に身を包んだ3人は、県警が作成した特殊詐欺への注意を促すちらしなどを店員に手渡し、被害防止への協力を求めました。

 中学生「警察官の制服を着るのが憧れだったのでうれしいです」「地域の役に立つ活動ができたので、この経験を生かして将来に向けて頑張っていきたいです」

 宮城県で1月から3月までに発生した特殊詐欺の被害額は約2億7000万円で、前年の同じ時期に比べ1.8倍と大幅に増えています。送金の半数は、電子マネーによるもので、県警は電子マネーを購入する人にちらしなどを渡して注意を呼び掛け、被害を未然に防ぎたい考えです。

 佐沼警察署高橋靖生活安全課長「(被害防止へ)店員さんに声を掛けていただいて、警察にも相談していただければと思っております」