2023年5月、仙台市太白区で男性が襲われて大けがをし腕時計を奪われた事件で強盗傷害などの罪に問われている男2人の裁判員裁判で、検察側はそれぞれに懲役8年と懲役10年を求刑しました。

 起訴状などによりますと、村田町の建設業鈴木勝也被告(49)と横浜市の飲食店従業員平間誠被告(35)は2023年5月、太白区の駐車場で既に逮捕起訴されている平間被告の弟の平間利幸被告(33)と共謀し、知人男性に暴行を加え右腕骨折などのけがをさせた上、80万円相当の腕時計を奪った強盗傷害などの罪に問われています。

 これまでの裁判で2人は起訴内容を認めていて,、量刑が争点となっています。

 15日の裁判で検察側は「木刀やスタンガンといった複数の武器を状況に応じて使用した上抵抗できない男性に対し、一方的に暴行を加えた危険かつ執拗な犯行」と指摘し、鈴木被告に懲役8年、平間被告に懲役10年を求刑しました。

 一方、弁護側は「指示役である利幸被告からの依頼を断れず犯行する意欲は乏しかった」などとして、鈴木被告は懲役4年、平間被告は懲役6年から6年半が妥当だと主張しました。

 判決は20日に言い渡されます。