闇スロット店にパチスロ機を卸していたなどとして、神奈川県の会社役員の男が逮捕された事件で、宮城県警などの合同捜査本部は新たに3人の男を逮捕しました。

 常習賭博ほう助の疑いで逮捕されたのは、東京都中野区の無職・福留浩尚容疑者(55)と、住所不定の会社役員・田中満広容疑者(55)、東京都町田市の自営業・山城修容疑者(59)です。

 警察によりますと、3人は既に逮捕されている神奈川県伊勢原市の会社役員・参田一樹容疑者(26)と共謀し、2023年11月から2024年1月にかけ、川崎市の闇スロット店が客に賭博をさせているのを知りながら、パチスロ機を提供するなどした疑いが持たれています。

 合同捜査本部は、神奈川県や千葉県などで闇スロット店の一斉摘発を行っていて、これまで1000台以上を押収しています。

 3人は国分町の闇スロット店にもパチスロ機を卸していたとみられています。

 警察は、捜査に支障があるとして、3人の認否を明らかにしていません。

 スロット機の売り上げは、SNSのでつながり犯行を行う犯罪集団・「トクリュウ」の資金源となっていたとみられ、警察は組織の実態解明を急いでいます。