川崎市のスロット店が客に賭博をさせていることを知りながらパチスロ機を卸していたなどとして、宮城県警などでつくる合同捜査本部が神奈川県に住む会社役員の男を逮捕しました。

 常習賭博ほう助の疑いで逮捕されたのは神奈川県伊勢原市の会社役員、参田一樹容疑者(26)です。

 警察によりますと、参田容疑者は他の数人と共謀し川崎市のスロット店が客に賭博をさせていることを知りながら、2023年11月から2024年1月にかけてパチスロ機を提供するなどして犯行をほう助した疑いが持たれています。

 警察は、参田容疑者の認否を明らかにしていません。

 違法スロット店をめぐっては、2023年11月に仙台市青葉区国分町の店が摘発された他、福島県や千葉県、群馬県、鹿児島県でも摘発が行われていてその捜査の過程で参田容疑者の関与が分かったということです。

 警察によりますと、これまで全国で6店舗が摘発されていて店側のいわゆる胴元が22人、客24人が逮捕されているということです。

 参田容疑者は、パチスロ機を改造するなどして現金を賭けやすくしていたなどとみられ、警察が全容解明に向け調べを進めています。