酷暑の続くサウジアラビアで、イスラム教の聖地メッカへの大巡礼の期間、熱中症などにより550人以上が死亡したことが分かりました。

 AFP通信は18日、外交筋からの情報としてメッカ大巡礼の期間、少なくとも550人が死亡したと伝えました。

 このうちおよそ300人はエジプトからの巡礼者で、ほとんどが熱中症により死亡したとみられています。

 また、ヨルダン人少なくとも60人も犠牲者に含まれているということです。

 今年の大巡礼は酷暑の時期と重なり、サウジ国営テレビによりますと、メッカにある最も神聖なモスクとされる「マスジド・ハラーム」では17日、51.8℃が観測されていました。