工場での死者は16人に増えました。さらに増える可能性があります。

 赤い大きな炎と真っ黒な煙が遠くからもはっきりと見えます。

 消火にあたる消防が撮影した映像では、工場から真っ黒な煙が上がっているのが分かります。噴き出した煙は一時、付近の建物をはるかに上回る高さとなっていました。

 24日午前10時ごろ、韓国・ソウルの南約40キロ、京畿(キョンギ)道華城(ファソン)のリチウム電池工場で火災が発生しました。

 この工場では約70人弱が働いていました。

 工場関係者によりますと、バッテリーの1つから爆発的に燃え広がったということです。

 リチウム電池の火災は燃焼が激しいことで知られ、消防は「鎮火が難しく、救助や捜索のための内部活動が難しい状況だ」としています。