コメの販売価格を巡り日本人が拘束されたミャンマーでは、現地当局がこれまでに20人を超える販売業者らを拘束し、統制を強めています。

 ミャンマーの軍事政権は、先月30日、規定より高い価格でコメを販売したとして日本人ら4人を拘束したと発表しました。

 イオンによりますと、拘束された日本人は現地法人幹部の笠松洋さん(53)だということです。

 コメの価格高騰を抑えるため、軍事政権は統制を強めています。

 現地メディアなどによりますと、先月21日以降、20人を超える販売業者らが拘束されています。

 軍事政権側は「業者による値上げが市場の安定を乱している」と主張していますが、現地では業者に責任を押しつけ、値下げを強制しているとの見方も出ています。