世界中から注目されている和食をテーマにした展示会が、6日から宮城県多賀城市の東北歴史博物館で始まります。会場では準備が着々と進んでいます。

 全長2.7メートルのタカアシガニに江戸時代の料理本。

 特別展、和食の開幕に向けて東北歴史博物館では展示物の陳列作業が進められています。

 和食がユネスコ無形文化遺産に登録されてから2023年で10年を迎えたことを記念し、食材の標本や資料を通して学ぶことができる特別展です。

 平安時代に貴族が食べたという料理や、日本で独自の発展を遂げた和食としてのカレーライスなど約400件が展示されます。

 宮城県での開催を記念し、全国各地の雑煮文化を紹介するコーナーには焼きハゼが乗った仙台雑煮や、宮城県北部を中心とする米どころならではの餅文化を紹介する展示もお目見えします。

 東北歴史博物館千葉正利上席主任研究員「知ればもっとおいしくなるというキャッチフレーズの下に、展示が終わる頃にはこういうものを食べてみたいななんてことを思い浮かべながら見ていただければ」

 和食の魅力を多角的な視点で紹介する特別展は、6日から東北歴史博物館で開催されます。入場チケットの前売券の販売も始まっていて、当日券より一般で200円、小中高校生で100円安く購入できます。