関東で危険な暑さが続く一方、中国地方などは今年一番の激しい雨となりました。道路は一気に冠水し、立ち往生する車も。

■冠水相次ぐ 交差点で車立ち往生

 まるで海のようになった島根県松江市の道路。立ち往生した車に水が押し寄せ、揺れるように動いていました。しばらくして車に乗っていた人が避難します。

 タイヤの半分どころか、ヘッドライトにまで達する場面も。松江市では1時間に45.5ミリ、今年一番の激しい雨に見舞われました。

■住宅街が浸水 ホームセンター緊迫

 商業施設の近くを流れる比津川を捉えたカメラ。雨とともに川が増水し、午前10時ごろに水が道路に…。正午ごろにかけて増え続け、ホームセンターの駐車場も冠水しました。

ホームセンター店員 「店内放送で客に声を掛けさせてもらって至急、車の移動をお願いさせていただいた状態ですけど、店内の方にも水が入ってきそうな勢い」

 また、同じ時刻に比津川沿いの別の場所も冠水。住宅街が水につかる事態になっていました。

 島根県出雲市では1時間に52ミリの今年一番の非常に激しい雨を観測。市内の一部地域では、警戒レベル4の避難指示が出されています。

 活発な梅雨前線は山陰だけでなく、東北にも今年一番の大雨をもたらしています。

 この雨の影響で、山形新幹線が山形駅から新庄駅間の上下線で最終列車までの運転見合わせを決めています。山形県最上町では避難所が開設されました。

避難してきた人 「朝来る時も側溝の水がちょっとあふれていたので、避難する状況になってしまった」

 秋田県大仙市では一日でひと月分の約7割の雨が降りました。

 水しぶきを上げながらも徐行する車。

 大仙市の大曲にある商業施設周辺が冠水していました。道幅に余裕のある片側1車線の道が冠水。一時、駐車場に入れなくなる事態となりました。

 東北では秋田県で土砂災害警戒情報が発表されています。