企業の間で取引されるモノの価格を示す企業物価指数は、前の年の同じ月に比べて2.9%上昇しました。7カ月連続の過去最高水準です。

 日本銀行が発表した6月の企業物価指数の速報値は122.7で、前の年と比べて2.9%上昇しました。

 比較可能な1980年以降で最も高い数値で、前年比では40カ月連続でプラスとなりました。

 前の年からの上昇率は5月に8カ月ぶりの2%台となり、拡大傾向が続いています。

 政府による補助金が縮小し、電気・ガスが値上がりしたほか、輸入品の価格が上がっている豚肉や輸送コストなどが上昇している精米も値上がりしました。

 日銀は引き続き国際商品市況の動向や輸入物価の動向などを注視していきたいとしています。