静岡県で流された女性が36時間ぶりに千葉県で見つかり、無事に救助されました。

　8日午後7時半ごろ、静岡県下田市の海水浴場で浮き輪とボディーボードを使って遊んでいた中国籍の20代女性が沖に流されて姿が見えなくなりました。

　8日に続いて9日も捜索したものの、女性は見つかっていませんでしたが、10日に女性が発見されました。流された場所から直線距離で約80キロ。千葉県の房総半島沖でワンピースのような水着で浮き輪を抱えた状態でした。

　発見した民間の貨物船から近くのタンカーに連絡。船員2人が飛び込んで救助したということです。女性の命が助かった要因は…。

水難学会　斎藤秀俊理事 「2つあって、1つは浮輪でちゃんと顔を水面上に出して呼吸を確保できた。浮輪のサイズがちょうどいいと、意識を失っても脇の下辺りで止まる。2番目に、海水温が今の時期は温かい。体が冷えたとしても命に別状はない冷えで済んだ」

　女性は救助時も意識はあり、命に別状はありません。