3月末時点の宮城県の高齢化率は29.5%と過去最高を更新しました。仙台市は初めて25%を超え、4人に1人が65歳以上の高齢者となりました。

 宮城県の調査によりますと、65歳以上の高齢者は3月末時点で約65万8000人でした。

 総人口が前年より0.7%減少したのに対し、高齢者は0.5%増加しました。

 高齢化率は29.5%と前年を0.4ポイント上回り、これまでで最も高くなりました。

 市町村別では七ヶ宿町が44.8%と最も高く、次いで丸森町が44.7%、栗原市が42.6%などとなっていて9つの市と町で4割を超えました。

 一方、高齢化率が最も低いのは富谷市の22.7%で、大和町が24.0%、名取市が24.2%、仙台市が25.2%と続きます。

 仙台市の高齢化率が25%を超えるのは初めてで、4人に1人が高齢者となりました。

 宮城県の高齢者のうち在宅で1人暮らしをしている人は、前年より0.9ポイント上昇して23.9%でした。