日銀が為替介入を視野に入れて市場関係者に取引の水準を尋ねる「レートチェック」を対ユーロで実施したことが分かりました。

 市場関係者の間では、レートチェックは為替介入の直前の準備段階と捉えられています。

 ユーロに対する円の取引水準を市場の参加者に尋ねることで、政府・日銀が市場で続く投機的な取り引きを牽制(けんせい)する狙いがあるとみられます。

 関係者によりますと、日銀が12日、対ユーロの相場についてレートチェックを行ったということです。

 為替市場では、ドルやユーロなどに対して歴史的な円安水準が続いていますが、11日にはアメリカの経済統計の発表をきっかけに対ドルの円相場は1ドル=161円台から157円台と一時、4円ほど円が急騰しました。