兵庫県の斎藤知事のパワハラ疑惑などを内部告発した県の元幹部が死亡した問題で、副知事が責任を取って辞職する意向を示しました。知事にも引責辞任を促したものの、受け入れられなかったとしています。

片山安孝兵庫県副知事 「本日『7月末をもって退職する』との辞表を提出する予定でございます」

 斎藤知事のパワハラ疑惑などを告発する文書を作った元幹部職員の男性(60)は、5月に停職3カ月の懲戒処分を受け、7日に死亡しています。

片山安孝兵庫県副知事 「私から『知事もご一緒に退職する考えはありませんか』と申し上げた」「(知事から)『任期を全うして頑張りたい』という返事がありました」「何で知事を支えられなかったのかと、私は悔しくてしかたないですよ」

 斎藤知事は10日の会見でも、辞職を否定しています。