南米のチリで季節外れの雨のため砂漠に突然、“お花畑”が出現しました。

 南米チリのアタカマ砂漠で季節外れの雨が続き、真冬にもかかわらず白や紫色の花が一斉に咲きました。

 アタカマ砂漠は標高約2000メートルで地球上で最も降水量が少ない地域として知られ、冬に花が咲くことは滅多にないということです。

 アタカマ砂漠は数年に一度、春の季節性の大雨で乾燥に強い200種類もの種や球根が一斉に開花することから「砂漠の花畑」として有名です。

 生物の専門家は「今回、花が咲いた地域は限定的で、偶然が重なったための現象で『砂漠の花畑』が始まったとは言い切れない」としています。

 ただ、「数週間のうちに再び雨が降る予報もあり、今後の開花を注視していきたい」と話しています。