金の国内小売価格が1グラムあたり1万3879円となり、史上最高値を更新しました。

 金の国内小売価格の指標とされる田中貴金属工業の17日の店頭小売り価格は、1グラムあたり1万3879円と、およそ1週間ぶりに史上最高値を更新しました。

 11日に発表されたアメリカの6月のCPI=消費者物価指数が市場予想を下回るなど、早期の利下げへの期待感から長期金利が低下してドルが売られた結果、「安全資産」とされる金の価値が上がっているということです。

 中東などの不安定な国際情勢に加え、アメリカ大統領選を巡る混乱も価格上昇に影響しているということです。