フランスのマクロン大統領は、7日の国民議会選挙の結果を受けて、アタル首相が率いる内閣の総辞職を受理しました。

 7日に行われたフランスの議会下院にあたる国民議会総選挙では、左派連合が最大勢力となり、与党連合が議席を大幅に減らし敗北しました。

 選挙戦を指揮していたアタル首相は、結果を受け辞表を提出していましたが、16日、マクロン大統領は内閣の総辞職を受理しました。

 次の首相は決まっておらず、アタル内閣は当面、暫定的に職務を続け、26日に開幕するオリンピックも担当するとみられます。

 アタル氏は1月に、フランスの現在の政治体制で史上最年少の34歳で首相に就任したばかりでした。