人材不足やカスタマーハラスメントが社会問題となるなか、電話やメールチャットなどを使って顧客に対応するコンタクトセンターに、国産の生成AIが導入されます。

 NTTコミュニケーションズは、日本語の処理能力に強い国産の生成AIを導入した次世代のコンタクトセンターを開発すると発表しました。

 チャットなどのテキストツールに使われるほか、オペレーターが電話対応する際に最適な答えを導くサポートをします。

 客1人あたりの対応時間が短縮され生産効率の向上が見込めるほか、客を待たせる時間が少なくなることで、カスハラの防止にもつながると期待されています。

 また、NTTグループのプライベートなクラウド上で個人情報などの保管ができるので、高いセキュリティが求められる金融業界などを中心に2027年末までにおよそ100社での導入を目指します。