今年度の最低賃金の引き上げの目安を決める大詰めの審議は、労働者側と企業側の意見がまとまらず、結論は持ち越しとなりました。

 23日午後2時に始まった審議は、およそ8時間続きましたが、労働者側と企業側の主張に隔たりがあるとして、決着せずに一度打ち切られました。

 関係者によりますと、時給1050円台半ばとする方向で調整しているということです。

 これまでの審議では、労働者側が大幅な引き上げを求めている一方、企業側は慎重な姿勢を示していました。

 1050円台半ばで決着すれば、現在の全国平均1004円から50円ほどの増額となり、引き上げ幅は過去最大です。

 審議は24日午前10時に再開する予定です。