パリオリンピックに出場予定だったチュニジアのレスリング選手が、ドーピングにより4年間の資格停止処分を受けたことが分かりました。

 チュニジアの地元メディアが情報筋の話として伝えたところによりますと、レスリング・チュニジア代表のモハメド・アミネ・グエニチ選手は、CAS(スポーツ仲裁裁判所)からドーピングによって4年間の資格停止処分を受けたということです。

 去年11月以降受けた抜き打ちの尿検査の際に部屋の扉を開けるのを拒否したことなどが考慮されたとしています。

 ただ、尿検査と血液検査の結果は、陰性でした。

 グエニチ選手はエジプトで開かれたオリンピックの予選で勝利し出場権を手にしましたが、今回の処分によってパリオリンピックには出場できなくなります。

 去年のアラブ競技大会の男子グレコローマン130キロ級では金メダルを獲得していました。