台風3号による暴風が続く台湾で、ビルの外壁が崩れ落ちて車に直撃し、母親が死亡、男児が重体となっています。

 台湾当局などによりますと、東部の花蓮県で24日、台風3号の暴風によってビル最上階の屋根がはがれ、これに接触した壁の一部が崩れ落ち、真下に停車していた車の後部を直撃しました。

 この事故で、後部座席にいた親子が病院に搬送され、6歳の男児が昏睡状態に陥り、45歳の母親が死亡したということです。

 当局のまとめでは、日本時間の24日午後8時までに、台風による影響でこの母親を含む2人が亡くなり、201人が負傷したといいます。

 台湾では住民の被害を防ぐために、前日に続いて25日も全域で学校の休校や、企業の休業の措置が取られています。