経営状況に改善が見られないなどとして、宮城県塩釜市は社会福祉協議会に改善勧告を出していたことを公表しました。

 佐藤光樹塩釜市長「苦渋の選択でございますけれども、これまでの指導監督では改善が図られないため決断に至ったものでございます」

 介護施設や保育所を手がける塩釜市社会福祉協議会は、塩釜市から補助金を受け指導や監督をされる組織です。

 市によりますと、社会福祉協議会は人件費がかさんで赤字体質に陥っているほか、不適切な事務手続きを行うなど問題があったことから5月に改善勧告を出していました。

 しかし、その後も対策が不十分だとして改善勧告を公表しました。

 今後も改善が見られなければ、行政処分の改善命令を検討する考えです。

 佐藤光樹塩釜市長「努力を是非してほしいということを十数回、関係の皆様方にお話をさせていただきました」

 社会福祉協議会は「改善勧告の公表を重く受け止めている。改善に向け粛々と取り組んでいる」とコメントしています。